足裏重心の大切さとサマスティティヒ
上の写真と下の写真の足の違いはどこでしょうか?
違いは土踏まずの高さです。
上の写真は、足指に力が入っておらず、地面を押していない状態。
下の写真では、母趾球、小趾球、かかとで床を均一に押し、足指にも力が入っています。
床を押すことにより、跳ね返される力(重力)を使って身体を引き上げます。
姿勢を良くしようと、腹筋をつけるのも大事ですが、体幹だけで身体を支えようとするとすぐに疲れてしまいます。
それよりも、まずは土台である足を鍛えたり整えることがめちゃくちゃ大事なんです!!
この状態を作ることで、足首はロックされ、太ももや腹筋まで筋肉を総動員して、身体を引きあげて安定して立つことができます。
この状態をヨガでは『サマスティティヒ』(サンスクリット語で、均一な力で安定するという意味)と呼びます。
ヨガの基本となるアサナ『タダーサナ』(山のポーズ)ではこの状態を練習します。
ただ立っているだけに見えるタダーサナ。
立つことがこんなに難しかったのか、と思うほど多くの人にとって安定して立つには訓練が必要です。
足が整ったら、骨盤をニュートラルポジション(前傾も後傾もしていない状態)にして、頭頂と尾骨を引き離すイメージをして身体を長くした状態にしていきます。
骨盤を整えるにも、足が弱いとすぐにまた元に戻ります。
整体師さんにお任せの整体もよいですが、まずは強い足を自分の力で作ることが必要、と私は考えます。
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